シャンプー,シリコン,悪い

シャンプーやトリートメントに入っている、シリコンについてむちゃくちゃ詳しく調べた結果。

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僕がsalon de sakaeに入社した時(6年前ぐらい)から既に、美容業会ではシャンプーのノンシリコン化が進んでました。
うちの店もオーガニックに力を入れはじめ、シャンプーやカラー剤、スタイリング剤、ヘアケア剤のノンシリコン化を始めていました。

ここ1年ほど一般の方々にもノンシリコンシャンプーというものが、CM等でよく耳にされるようになり、ほぼ浸透したんではないかと思います。

でも、みなさんCM等で「ノンシリコンのシャンプーが良い♪」って言う情報だけで、「シリコン」って悪いもの、シャンプーに入ってちゃ駄目だと思い込んでいませんか?

最近僕も「シリコン」について気になる事があったので、◯カラ・ビューティーメイト(一応なんかあるとまずいのでオブラート)、化粧品営業部のシャンプーにお詳しい方へ直接問い合わせて、シャンプーのシリコンについて突っ込んで聞いてみました。

問い合わせたところ、お電話では正確にはお答え出来かねますとの事で、後日資料まとめて送付していただけるそうです。
(いきなり難問を問い合わせられ慌ててしまったのでしょう。)

。。。

と思ってたら、2日後にすぐ届いたーーー!(◯カラさん、仕事速!!!)

シャンプー,シリコン,美容室

 

しかも、ちゃんと岩田様宛にしっかり資料まとめられています。(あなどって申し訳ありませんでした!迅速なご対応感謝いたします。)

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ではでは、

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ふむふむ。

画像の資料だけでは、みなさん分かりづらいと思いますので、簡単に解説致します。

先ずはコレ↓

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ここに記載されているものは、コンディショナー等によく使用されているシリコンの1例です。
上に行くほど、軽い仕上がりで髪への残留度も軽い。下へ行くほど、コンディショニング力が強く、重たい仕上がりで、髪への残留度が高く、、、カラーやパーマをする際の薬剤の浸透の邪魔や頭皮(肌)への負担が増すと言われています。

ちなみにシリコンというのは総称でシャンプーやリンス以外にも、化粧品のコート剤、シューズの衝撃吸収剤、医療用のチューブ、オイル、ゴムなど様々な物にあります。
そして、シリコンにもたくさんの種類があるのです。

1番上のシクロペンタンロキサンも1番下のアモジメチコンもどちらもシリコンです。
シャンプーの裏の成分表にはシリコンとは書いてありません。

ラックスには、こちらのように記載されています。

シャンプー,シリコン,美容室
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赤線が先ほどの資料に載っていたものです。(あとは難しくて僕には分かりません。すいません。)
ただ僕が言いたいのは、CMで言っている「シリコン」っていうのは総称なのでこのようにどこを探しても記載はされていません。

そして、これはうちの店にあるトリートメントです。これはダメージ毛に使用する集中ケアタイプのものです↓

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はい。シリコンしっかり入っとります。

え?って感じですよね???

そうなんです。シリコンは絶対悪ではないんです。
シリコンにもたくさんの種類がありますし、使用法や使用量によっては、とっても髪に良い物もあります。
僕たち美容師は髪の状態を見て、最も適したトリートメント剤を選択して、正しい使用法で使う事が出来ます。

 

大事なのは使用法です。

 

 

 
 

自分の髪のダメージ状態をしっかりと把握して、合ったトリートメントケアをする。むちゃくちゃ傷んでいるならば、強力なシリコン剤も使わざるを得ない時もあります。

逆に全く傷んでいない毛には、髪の毛を補修するシリコンは必要無いですよね?

必要以上にシリコンを毎日のコンディショナーやトリートメントで髪に与えていると、少しずつ髪の毛がシリコンでコーティングされていき、残留し、カラーやパーマに影響が出てくるわけです。

または、洗い流し方が甘かったりすると、頭皮の毛根にシリコンが入り込み、詰まって髪の発育の妨げになったり、、、
頭皮以外にも背中やおでこ、顔へ流れて毛穴へ入り込み、ニキビの原因になる事もあります。背中ニキビの原因はコンディショナーであることが多いです。流す際は髪だけでなく、背中(身体)もしっかり流しましょう。

髪の毛が傷んでない方はすぐにノンシリコンコンディショナーに換えるべきかもしれませんね。

あとはノンシリコンでアミノ酸や天然成分のオイル等が配合されているコンディショナーですと、シリコンが入ってなくても髪への高いトリートメント効果が期待出来ます。

(むっちゃ詳しく調べるとシリコン剤こんなにあるよ。。。

PEG/PPG-25/25ジメチコン/アクリレーツ)コポリマー/(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン/(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク/(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン/(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ダイズタンパク/(ジビニルジメチコン/ジメチコン)コポリマー/(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー/(ジメチコン/メチルフェネチルシロキサン)コポリマー/(ナイロン-611/ジメチコン)コポリマー/(ビスブチロキシアモジメチコン/PEG-60)コポリマー/(加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー/DEA-PGプロピル(PEG/PPG-18/21)ジメチコン/PEG/PPG-19/19ジメチコン/PEG/PPG-20/15ジメチコン/PEG/PPG-20/20ジメチコン/PEG/PPG-20/23ジメチコン/PEG/PPG-23/6ジメチコン/PEG/PPG-30/10ジメチコン/PEG/PPG-5/3トリシロキサン/PEG-10ジメチコン/PEG-10メチルエーテルジメチコン/PEG-12ジメチコン/PEG-17ジメチコン/PEG-7ジメチコン/PEG-7メチルエーテルジメチコン/PEG-8ジメチコン/PEG-9ジメチコン/アミノプロピルジメチコン/アミノプロピルフェニルトリメチコン/アモジメチコン/アルキル(C30-45)ジメチコン/アルキル(C30-45)セテアリルジメチコンクロスポリマー/アルキル(C30-45)メチコン/加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオール/加水分解野菜タンパクPG-プロピルシラントリオール/カプリリルメチコン/シクロヘキサシロキサン/シクロペンタシロキサン/シクロメチコン/シスチンビスPG-プロピルシラントリオール/ジメチコノール/シメチコン/ジメチコン/ジメチコンクロスポリマー/ジメチコンコポリオール/シロキシケイ酸ジイソステアロイルトリメチロールプロパン/ステアリルジメチコン/ステアロキシトリメチルシラン/セチルジメチコン/セテアリルメチコン/トリシロキサン/トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸/トリメチルシロキシケイ酸/トリメチルペンタフェノキシエタノールニルトリシロキサン/ビス(13-15アルコキシ)PGアモジメチコン/ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン/ビスアミノPEG/PPG-41/3アミノエチルPG-プロピルジメチコン/ビスフェニルプロピルジメチコン/フェニルトリメチコン/フェニルプロピルジメチルシロキシケイ酸/ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ポリシリコーン-13/ポリシリコーン-14/ポリシリコーン-18/ポリシリコーン-18セチルリン酸/ポリシリコン-15/ポリプロピルシルセスキオキサン/ポリメチルシルセスキオキサン/メチコン/ラウリルPEG/PPG-18/18メチコン

やんなるぐらいありますね。しかも多分これで全部じゃない。。。)

そして次は、シリコンよりも実はとっても大事なシャンプーについて、、、こちら↓
シャンプー,シリコン,美容室

 

シャンプーの洗浄成分の表です。
実はシャンプーの成分で大事なのはシリコンではなく、洗浄成分である「界面活性剤」です。

この界面活性剤も種類がたくさんあって、それぞれ洗浄力に強弱があったり、泡立ち、泡持ちの良し悪し、刺激があったり、肌にやさしかったり、デメリット、メリットが色々あります。

界面活性剤も細かくいくと14種類程あって、ちょっと説明大変なので、、、
よく使われているものだけご説明させて頂きます。(割愛申し訳ない!)

界面活性剤は大きく2つに分けられます。
「アニオン活性剤」と「両面活性剤」です。

更に2つとも細かく種類があり、アニオン活性剤の中には、、、高級アルコール系。アミノ酸系。石鹸系。。。等々。
両面活性剤には、、、ベタイン系。アミノ酸系。等々。
に分けられます。

高級アルコール・・・ラウリル硫酸Naが主成分で、泡立ちが良いが洗浄力が強い。
アミノ酸系・・・洗浄力がやや弱いが低刺激で肌に優しい。しかし高価。
石鹸系・・・弱酸性で低刺激。
ベタイン系・・・ベビーシャンプーなどにも使われるぐらい低刺激。

大体、薬局など市販で手に入るシャンプーは高級アルコール系になります。高級と名がついてはいますが、石油から科学的に作られた安価な人口成分でつくられています。

サロンのシャンプーはというと、ベタイン系や石鹸系、アミノ酸系の低刺激な洗浄成分と植物由来の成分やオイル成分をバランスよく配合することで、適度な洗浄力と肌への刺激をおさえて作られています。なので市販に比べると価格は高くなります。

 

シャンプーに関しては、はっきりと言わせていただきますが、全ての方が絶対美容室のシャンプーを使うべきです。

 

 
 

これはマジです。ホントに。これに関しては何言われても論破できる自信あります。

コンディショナーも本当は全ての方に美容室のもの使って欲しいですが、コンディショナーよりもシャンプーの方が超大事なのと、
そもそも美容室のシャンプー使わないと美容室のコンディショナー、トリートメント使っても意味ないので。

とっても話が長くなってしまいました。ごめんなさい。ぼくも書くのにとても疲れました。
みなさんのシャンプー選びの参考になれば嬉しいです。

ていうか、選ぶのけっこう大変だし面倒ですよね????
なのでもう、

シャンプーの事は岩田君にご相談下さい。

 
 

 
 

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