岩田卓馬,読書,本

旅をする木

| ぼくの日常 |

岩田卓馬,読書,本

最近、あまり本を読んで無いなと思い。

2017年はたくさん読もうと決めて、まずこの本を久々に読みました。

「旅をする木」

今まで何度も読んでいる本ですが、雪が降ると読みたくなる本です。

実家のある福井は僕が子供だった頃、今よりもっともっと雪が降っていて、一面の田んぼが真っ白く覆われて全部が白くて、すごく静かなんです。そんな寒さと静けさを読むと思い出す本。

「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕日を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」
「写真を撮るか、もし絵が上手かったらキャンバスに描いてみせるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」
「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって……その夕日を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」
(出典 旅をする木/著者 星野道夫)

 

ここはアラスカ山脈南面に延びる、ルース氷河源流。最後まで残照を浴びていたマッキンレー山も、今は黒いシルエットとなり、ぐるりと取り巻く高山の連なりの中に沈んでいる。自然が作り上げた、雪と氷と岩の壮大な円形劇場……月光が岩壁かr垂れ下がる氷を青白く浮かび上がらせ、プラネタリウムのような星空は、ここからそのまま飛び立ってゆkるような近さで迫っている。
(出典 旅をする木/著者 星野道夫)

 

子供の頃に見た風景がずっと心の中に残ることがある。いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく、いつか見た風景に励まされたり勇気を与えられたりすることがきっとあるような気がする。
(出典 旅をする木/著者 星野道夫)

むっちゃおすすめの一冊です。
いつの間にか知らずのうちに鈍ってしまった感性を研ぎ澄まされるような気がします。

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